バイナリーオプションの取引を始めるにあたり、不安要素はたくさんあると思います。投資は儲けるだけでなく損失を出すこともあるのですから、これまで給料のみで収入を得ていた方にはそれだけで不安です。
一方で投資は貯蓄と違って大きく増える可能性もあることから、将来に備えて無理のない範囲で取引される方も増えました。
銀行の金利は下がっても上がることはほぼ期待できませんが、投資であれば比較にならないほど利益が出ることもあります。
バイナリーオプションもそうしたチャンスがありますが、ときに『約定拒否』というトラブルが発生します。
これのせいでチャンスをふいにする場合もあります。
なぜバイナリーオプションで約定拒否が起こるのか?
バイナリーオプションにおける約定拒否とは?
そもそもバイナリーオプションにおける約定拒否とはどんなものなのか?
『エントリーしたはずなのにそれが正常に処理されずキャンセルされた状態』
確実に勝てそうな相場でこれが発生したら、非常に悔しく感じると思います。
ときには「業者が顧客を勝たせないために約定拒否をしている」と噂が流れることもありますが、それは詐欺業者でない限りありえません。
そうした問題を何度も起こしていると解析されることもありますし、明るみに出れば営業はできません。
ではなぜバイナリーオプションで約定拒否が起きるのかですが、その主な理由はいくつかあります。
約定拒否が起こる理由1.サイトに障害が発生している
バイナリーオプションをするならインターネット環境が必須ですが、サイトに正常にアクセスするなら複数の要因が関わってきます。
そしてバイナリーオプション業者側に障害が発生した場合、正常にエントリーできず約定拒否のような状態になります。
こうした障害はいつ起こるかわからず、それこそ取引の最中に発生することもままあります。
調子のいいタイミングで発生すると意図的なものを感じるかもしれませんが、このようなトラブルは常に起こり得ると規約などにも記載されています。
基本的には大手業者ほど約定拒否は発生しにくくなりますが、絶対に障害が発生しないサイトは存在しません。
約定拒否が起こる理由2.アクセス過多になっている
バイナリーオプションで使う為替相場というのは様々な要因で動いており、大きなニュースがあれば急激な変動が起こり得ます。
これは沢山の人がほぼ同じタイミングで取引した結果であり、この状態をアクセス過多と表現します。
アクセス過多となるとエントリーの正常な処理にも影響を及ぼし、しばらくは操作どころかサイトへのアクセスすらままならないかもしれません。
通販サイトでも人気商品の予約が開始されたらアクセスが激増するように、バイナリーオプションでも同じような理由で約定拒否が起こります。
もしもこうしたニュースをこまめにチェックしている場合、急なアクセス増加が予測できたなら適切な取引タイミングが判断しやすくなるかもしれません。
約定拒否が起こる理由3.不正操作が確認された
バイナリーオプション業者のほとんどは不正な操作を検知するためのシステムを採用しており、24時間体制で監視しています。
そして不正が発覚するとすぐにその取引を無効化するように、不正操作は約定拒否の理由になります。
例えばどの業者も利用を禁止している自動売買ツールを使用すると、人間の操作としては不自然な動きが発生しやすいです。
それを検知して約定拒否を行い、そのまま口座も凍結させて今後は取引出来なくする…事もあり得ます。
こうした検知システムは完璧というわけではありませんが、それでも年々進化しているのは確実なので、不正利用を安易に決断してはいけません。
約定拒否を避けるには
バイナリーオプションでの約定拒否に怯えている方は多いものの、避けるコツを理解しておけば滅多に起こりません。
- サイトが不安定だと感じたら利用を中止する
- アクセスの多いタイミングを避ける
- 自動売買ツールなどを使わない
今回触れた約定拒否の理由を理解すれば、自ずと取るべき対策もわかってきます。
最初のうちは怖いかもしれませんが、安定して取引を継続出来るようになれば、安全にバイナリーオプションが出来ます。
自動売買ツールはどんなものでも詐欺商品に近く、どれだけ気になる製品があっても購入してはいけません。
どんな業者でも約定拒否はあり得る
一部のサイトでは「この業者なら約定拒否は起こらない!」と宣伝していることもありますが、それはありえません。
約定拒否をしないということは不正利用も認めるということになりかねないため、どの業者も約定拒否はありえることを規約に明記しています。
拒否されるかどうかは利用者次第と言えますので、どうすれば安定して取引できるかを意識しておきましょう。
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